Vonage APIを使用することで、Paidy社は小売業者がカードレス決済を受け入れるようにしました

日本に拠点を置く金融関連企業であるPaidyは、2FAを提供するVonage SMS APIとText-To-Speechを提供するVoice APIを活用して、携帯電話番号とメールアドレスを使用してオンライン上で商品やサービスを小売販売できるようにしました。

Paidyアプリが表示されたスマートフォンの画面

Vonageのソリューションと機能

Puzzle piece

課題

日本の小売販売高の80%は現金によるものであり、クレジットカードを持たない消費者がオンラインで商品やサービスを購入できるシステムが必要でした。
Lightbulb

ソリューション

2FAを提供するVonage SMS API、Text-To-Speechを提供するVoice API
Key

成果

Vonage SMS APIの実装により、消費者が、Paidyを導入した店舗で携帯電話番号とメールアドレスを使用して商品やサービスをオンラインで購入できるようになりました。

日本の現金決済主義を変革

何十年もの間、日本人はイノベーションの最前線に立っています。スーパーカミオカンデのニュートリノ検出器に関する研究から、未来的でインテリジェントなトイレの普及に至るまで、日本はエレクトロニクス、コンピューターサイエンス、グローバルヘルス分野などにおいて多大な貢献をしています。そのため、新技術を構想し導入してきたこの国の歴史を考慮すれば、大多数の日本人がクレジットカードを使用してオンラインショッピングをすることに抵抗があると言っているのはかなり意外なことです。

日本の小売売上高の約80%は現金購入によるものです。2018年10月のWired.comの記事「なぜ日本はアジア諸外国とは異なりキャッシュレス化に否定的なのか」によれば、文化的な理由のためにクレジットカードが使用されていないといいます。現金には、伝統的、感情的価値があり、日本人の生活や慣習の中心を担う儀式的機能があります。そのため、他のアジア諸国はキャッシュレス経済に躊躇せず前進していますが、日本はこの変化に対して抵抗し続けています。このようなキャッシュレス経済に対する抵抗感が存在するため、オンライン取引を行うための別の方法が求められていました。

現金取引に安全性と効率性を

「カードレス決済」の業界をリードしている企業の1つが、東京を拠点とするPaidyという企業です。約4年前の設立以来Paidyは急成長し、現在のユーザーアカウント数は250万に達しています。同社は、ユーザーのメールアドレスと電話番号のみでトランザクションが行える決済システムを提供しています。この数年でPaidyは、オンラインの売買取引でこのシステムを利用する70万以上の日本の小売業者からなる、大規模ネットワークを構築しました。Paidyの最高技術責任者、Houston Rossは以下のように説明します。「この事業はB-2-B-2-Cモデルのようなものです。弊社は小売事業者と契約し、彼ら小売事業者を通じて消費者を獲得します」

Paidy対応の店舗では、消費者は電話番号とメールアドレスを入力するだけで商品やサービスを購入できます。この時、本人確認のためにSMSや音声テクノロジーで4桁のコードがPaidyから送信されます。ユーザーは月に1回、コンビニで支払いを行います。また、銀行振込や自動引き落としで未払金を精算することもできます(分割払い、定額払いも可能)。

このように、日本ではクレジットカードに対する抵抗感があるため、「代金引換」による支払い方法が極めて一般的です。ですが、代金引換は最もコスト効率に優れた方法ではないとRossは指摘します。「複数のトランザクションを行うと、すべてのトランザクションに対して代金引換手数料が発生します。Paidyでは複数のトランザクションが1つの未払金に統合されるため、1回の支払いで済みます。弊社が行うのは、すべての請求を1つにまとめることです。まとめた後、毎月10日にお客様に請求します。ほとんどの日本人ユーザーは、銀行口座からの自動引き落としか、コンビニでの支払いで未払金を精算しています」

Vonage SMS API:サービスを機能させる

Rossによれば、Paidyのトランザクションの背後にあるテクノロジーが、システムをスムーズに動かすために重要であるといいます。「安全性を確保する設計は間違いなく重要ですが、その次に重要なことは、簡単に使える手段を提供することです。やっかいなことを意味する日本語は「めんどくさい」です。弊社は、決済手段から「めんどくさい」を取り除きたいのです。

Paidyの決済手段では、売買を行うタイミングで顧客のクレジットが決定され、ユーザーに提示されます。PaidyはAIを活用し、現在の情報からトランザクションと消費者データを「リアルタイム」で検証しています。同社はこのプロセスに適用される独自のリスクエンジンロジックを持っており、消費者が購入を行うタイミングで検証を行うことができます。

Rossは以下のように説明します。「Paidy対応の店舗での購入を通じて消費者を特定した後に、SMS経由でこの消費者と通信する機能は非常に重要です。ここにおいて、Vonageがその真価を発揮しています。まずVonageのSMS APIで、トランザクションが行われたことを承認します。この時、顧客を認証するためのコードが送信されます。その次に、支払いがなされたことがSMSで消費者に通知されます。最後に、弊社がこの支払いを受理したことが通知されます。一連のトランザクションの各ステップで何が起きているかを顧客に知らせることが、このプロセスの重要な部分です」

Vonageを選ぶメリット

Houston Rossは日本で15年近く働き、企業がテクノロジーを中心とするシステムの開発、実装を行っている際に、テクノロジーパートナーを見つけることが困難である場合があることに気づきました。「見つけることができるパートナーのほとんどは、セールスエンジニアを数多く抱えたパートナーです。技術の開発やメンテナンスを行うエンジニアからのサポートを受けることはできません。これでは、フラストレーションがたまりかねません。ですが、Vonageの場合はそうではありません。弊社はいつでも必要なときに必要なサポートを受けられます。また、ドキュメントが明確で完全です。Vonageは、弊社が成果を出すために必要な人材とツールを提供してくれていると感じています」

「Vonageを使用するもう1つの利点は、弊社が必要とする通信キャリアの観点で、Vonageがグローバルにリーチできる範囲です。これはPaidyにとって非常に重要です。拡大を続けるにつれ、成長に合わせて問題なく拡張できるパートナーが必要です」

Rossは他の利用可能なオプションに勝る利点として、Vonageの非常に魅力的な料金モデルも挙げています。「弊社は、事業を拡大しても維持できる料金モデルを求めていました。統合の容易さやVonageを利用して体験した高レベルの信頼性に加え、この料金モデルがVonageを選択した理由であり、Vonageとの関係性に非常に満足し続けている理由です。これまで大きな問題は何もありませんでした。それが多くを物語っています」

「見つけることができるパートナーのほとんどは、セールスエンジニアを数多く抱えたパートナーです。技術の開発やメンテナンスを行うエンジニアからのサポートを受けることはできません。これでは、フラストレーションがたまりかねません。ですが、Vonageの場合はそうではありません。Vonageは、弊社が成果を出すために必要な人材とツールを提供してくれていると感じています」

HOUSTON ROSS(Paidy、最高技術責任者)

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