国際SMSと音声通話で、Grabはアジアの道を進む

Grabは、東南アジアの34の都市、6億2千万人の人々に交通ソリューションを提供する、最大手の配車プラットフォームです。同社はモバイルアプリを通じて、GrabTaxi、GrabCar、GrabBike、GrabHitch、GrabExpress、GrabFoodなど、幅広いサービスを提供しています。

同社はVonageと提携し、SMSと音声メッセージを使用した顧客通知ユーザー検証プロセスを導入しました。

コミュニケーションでGrab体験を強化

Grabの使命は、最も安全でアクセスしやすい交通プラットフォームを構築することです。同社は、ユーザーコミュニケーションプロセス、ユーザー検証プロセスを拡大する方法を探していましたが、東南アジアにおけるサービス対象地域の多くでは、キャリアインフラストラクチャの信頼性が高くありません。そのため、テキストメッセージや通話の一部が届かず、顧客のサインアッププロセスが中断されることがありました。

これらの課題を克服するために、GrabはVonageと提携し、Vonageのグローバルクラウド通信プラットフォームを活用することにしました。GrabはSMS APIとVoice APIを統合した後、Vonageの世界規模のキャリアネットワークを活用し、Vonageのアダプティブルーティングアルゴリズムを利用して、ユーザーの場所に関係なく、リアルタイムの通信を介してメッセージが確実に配信されるようにしました。

GrabはVonageのSMS APIを活用し、電話番号ベースの認証プロセスを新規のドライバーおよび乗客向けにに導入しました。新規ユーザーがアカウントを登録すると、アクティベーションコードがSMSで送信されます。このアクティベーションコードをアプリに入力することで、ユーザーが自動的に認証され、アプリに完全にアクセスできるようになります。

オペレーション、トランザクションに関するコミュニケーション

Grabは予約プロセス中のユーザーとやり取りする際、NexmoのSMS APIを使用して、予約、キャンセル、ルート変更の更新などのトランザクション通知、オペレーション通知を発信しました。

SMSは、ローカライズされたモバイルマーケティングキャンペーンでユーザーの定着率とエンゲージメントを高める目的でも使用されました。さらに、Grabは1秒単位の課金システムを活用して、未使用の数分単位の支払いをなくすことで、通信コストを大幅に節約しました。