360°の高精細映像とリアルタイムな音声コミュニケーションを可能にする 革新的なVR旅行サービス「どこでもドアTrip」の開発と運用を支えるVonage Video API

Vonageのソリューションと機能

Puzzle piece

課題

VR旅行サービスの提供に際して、高解像度映像の再生でも遅延のない優れたビデオ通話機能の実装が求められていました。
Lightbulb

Vonageのソリューションと機能

Vonage Video API
Key

成果

Vonage Video API の活用で、圧倒的にリアルな映像の再生と双方向による音声コミュニケーションやAI自動翻訳が可能なVR旅行サービスを提供。開発・運用にまつわるコストや時間の抑制も実現しています。
Kei Shimizu
VoicePing株式会社様

2019年7月に設立されたVoicePingは、バーチャルオフィスSaaSサービスの「VoicePing」の提供、および受託開発を主な事業とするスタートアップ企業です。株式会社メタリアルとの資本・業務提携により多彩なVR関連事業にも積極的に推進。株式会社メタリアルの子会社、株式会社Travel DXのVR旅行サービス「どこでもドアTrip」など、革新的なサービスを世に送り続けています。

- VoicePing プロジェクトマネージャー 清水慶 氏

360°の高精細映像とAI翻訳で圧倒的にリアルなVR旅行を楽しめる「どこでもドアTrip」を提供開始

メタバース化やコロナ禍、人口減少やグローバル化などの影響により、ますますデジタル市場は拡大の一途を辿っており、リモートワークを行う企業が急増しています。そうした時代の趨勢を捉え、バーチャルオフィスSaaSサービスの「VoicePing」を提供しているのがVoicePing株式会社です。また、同社は株式会社メタリアルとの資本・業務提携により、最新技術の活用により、世界中の人々が 「いつでもどこでも誰とでも言語フリーで」交流し、生活や仕事、人生を楽しめる「グローバル・ユビキタスの実現」に向けたシステム開発にも取り組んでいます。

そうした協力関係の中で生まれた新たなサービスが、メタリアルの子会社である株式会社Travel DXが2021年9月から提供を開始した「どこでもドアTrip」です。これは360°撮影を使った映像配信技術に加え、VRゴーグルとパソコンを用いて、まるで現地にいるかのようにバーチャル旅行を楽しめるもので、2つのコースが用意されています。

1つが「GuideMeetup(ガイドミートアップ)」で、現地ガイドが撮影した 360°のVR 映像に加え、リアルタイムに現地ガイドと会話をしながら旅行体験ができるコースです。単にVR映像を見せるだけでなく、実際に撮影を行った現地ガイドと日本人旅行者が同じ空間で会話を行いながらVR旅行を楽しめる点が大きな特長です。もう1つが、現地ガイドの案内なしに、自分自身が自由に各国のツアー映像を見て回れる「SelfHost(セルフホスト)」です。これは月々定額で、世界中のツアー映像を体験し放題のコースで、現地ガイドは同席せず、自分一人か友達や家族と一緒に自由にVR旅行を楽しめるものです。

VoicePing プロジェクトマネージャーの清水慶氏は「2つのコースに共通する優位性の1つが、高品質な映像にあります。360°映像を4~8Kレベルの高解像度映像で提供しているため、圧倒的にリアルな旅行体験が得られます」と説明します。もう1つの大きな優位性は、メタリアルが提供するAIリアルタイム翻訳機能を活用し、現地ガイドとのリアルタイムな音声コミュニケーションを可能としていることです。

ツアー参加者の多くは日本人ですが、現地ガイドは世界中に滞在しており、英語、あるいはその地域の言語を話します。そうした英語や各国の言語での音声コミュニケーションが行われるのと同時に、リアルタイムでの音声認識と翻訳も実現。「具体的には、現地ガイドの音声がリアルタイムで日本語翻訳され、映画の字幕のようにVRゴーグル内のスクリーンに表示されます。これにより、言語の制約を超えて世界旅行を楽しむことが可能です」と清水は話します。

優れた映像品質と運用の容易性を評価しVonage Video APIを採用

このような先進的なVR旅行を可能とするどこでもドアTripの実現に不可欠だったのが、ビデオ通話機能であり、その開発にあたって採用されたのがVonage Video APIです。複数のビデオ通話ソリューションを比較検討した中で、Vonage Video API が選ばれた理由の1つが高品質なビデオ通話の実現でした。清水氏は、「360°映像のVR旅行を提供するに際して、4~8Kレベルの映像品質を担保したまま、かつ、音声もスムーズに再生できることが必須でした」と強調します。「しかし、当初検討したビデオ通話ソリューションは、リアルタイムでの高解像度画像の再生や音声通話を行った場合、CPUの利用率が上昇してデバイスへの処理負荷も発生、結果、映像の画質が劣化するものが少なくありませんでした。対して、Vonage Video APIはそのような問題が発生せず、高品質なビデオ通話を可能としていました」(清水氏)。

開発・運用の容易性もVonage Video API選択をした理由となりました。清水氏は「Vonage APIのSDKはとてもシンプルで使いやすいほか、ドキュメントも充実しており、必要な情報にすぐアクセスできました。開発を進める中で生じたほとんどの問題はドキュメントを参照すれば解決でき、サポート窓口に問い合わせを行うこともありませんでした」と話します。また、世界中の現地ガイドと遅延のないビデオ通話を行うためには、Web RTCサーバを各国に設置する必要があります。そうしたサーバの導入や運用を自社で行った場合、多大な導入費用やメンテナンスコストが発生しかねません。

対して、グローバルに提供されるVonage APIプラットフォームを活用することで、日本国内にベースのサーバを設置するだけで済みました。加えて、どこでもドアTripの開発メンバーには、中国やインド等、海外在住のスタッフも多く在籍しています。グローバルでサービスを提供しているVonage APIであれば、海外在住のスタッフが容易にアクセスできる点も評価ポイントだったといいます。

多彩なVRサービスの安定運用を支えるVonage API

従量課金による料金体系もVonage Video APIが評価されたポイントです。「VR旅行は新しい市場であり、かつ、スタートアップ企業である当社には、最初から多大な投資を行うのではなく、プロジェクトの成長を見定めながら開発を進めていくことが求められていました。そうした要件に対して、Vonage APIの利用した分だけ費用が発生する従量課金制により、投資の最適化を図ることが出来ました」と清水は語ります。サービス開始後の運用フェーズで有効に働いているのが、Vonage APIのダッシュボード画面です。「ビデオ通話中に問題が起きた場合でも、セッションIDを入力すれば発生したイベントに関する詳細情報がすべて参照できるので、原因究明や改善に利用しやすいことも開発者にとってはありがたいですね」と清水氏は評価します。

現在、VoicePingとメタリアルは、どこでもTripのほかにも、仮想空間で臨場感のあるカラオケを楽しめる「どこでもドアparty」、仮想空間でセラピー体験が可能な「VRセラピー」、音楽のライブ配信サービス「VR Music」など、多彩なVRサービスの提供、開発を進めています。清水氏は「これらのサービスにおいてもVonage Video APIが採用されており、その安定稼働に貢献しています。今後もVonage APIの活用により、さらなるサービス強化を行っていきたいと考えています」と語りました。

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