grandPadはVonage Video APIを活用して、高齢の人々が家族や友人と連絡を取り合う手段を実現

タブレットやスマートフォンの普及により、世界中どこにいても、家族や友人とのつながりを保つことは、これまで以上に簡単になりました。ライブビデオは、大切な人と同じ部屋にいることの次に素晴らしいもので、電話だけでは得られない深いつながりをもたらしてしてくれます。

しかし、ライブビデオの採用が遅れているグループの1つが高齢者コミュニティです。今日使用されているさまざまなデジタルデバイスを使用してこなかった高齢者にとっては、その複雑さは威圧的で圧倒的です。視力や運動能力に問題のある人にとって、細かい操作や小さな画面は扱いにくく、楽しい体験であるはずのものが、高齢者にとってはフラストレーションと孤独を感じさせるものになってしまう可能性があります。

GrandPadのチームは、個人的な経験から、高齢者とテクノロジーに関連する問題を認識し、高齢者の特定のニーズを中心に据えた包括的なデバイスの開発に着手しました。その結果、ボタン一つで家族や友人、介護者と連絡を取り合うことができるタブレットが誕生しました。

直感的で使いやすいインターフェースを数回タップするだけで、高齢者は大切な人とのビデオチャットに参加できます。この包括的なテクノロジーにより、高齢者は家族の大切なイベントを見逃すことなく、世界中どこにいても家族や友人と顔を見ながら話すことができます。また、システムは完全に安全なので、電話をかけたり受けたりできるのは、信頼の輪の中の信頼できる連絡先だけだという安心感があります。

Vonage Video APIを選んだ理由

完全にカスタマイズ可能なVonage Video APIにより、GrandPadチームはタブレットのインターフェースを思い通りに設計できるようになり、顧客も製品を非常に簡単に使用できるようになりました。ログインやユーザー名が不要で、個別のビデオアプリケーションも必要なく、ビデオ通話が製品に組み込まれています。

Vonage Video APIはまた、4Gネットワーク上でシームレスに実行されます。高齢者がWi-Fi接続をしなくても済むよう、モバイルネットワーク上で動作するため、これはGrandPadに不可欠です。信頼性の高いビデオは体験を楽しくし、ユーザーはトラブルシューティングをしなくても済みます。

Vonage Video用のさまざまなWeb、Android、iOS SDKは、友人や家族が世界中で使用できるコンパニオンアプリを提供する上で不可欠であることが証明されています。

また、Vonage Video APIのアーカイブ機能により、GrandPadは、ビデオチャットの参加者が通話を録音して保存しておくことで、将来のために貴重な思い出を残しておくことができる「Capture the Memory」機能を提供しています。

つながることの効果

あるGrandPadユーザーは先日、コロラド州に住む娘と初めてビデオ通話を行いました。この98歳のユーザーによると、娘さんは山の頂上の「人里離れたところ」に住んでおり、電話が通じるかどうかもわからなかったそうです。このユーザーはボタンを押すだけで、娘さんだけでなく、背景の美しい山々も見ることができました。彼は感激し、家族全員がつながりを保つためにはGrandPadを利用すべきだと認めました。

このような使いやすいインターフェースを備えたGrandPadでのシンプルなビデオ通話は、社会的孤立感を軽減し、高齢者の孤独の問題を解決するのに役立ちます。GrandPadsは、アルツハイマーや認知症に苦しむ多くの人々の家で使用されています。その中には、娘がハワイに住んでいるため直接会うことがほとんどないというカリフォルニアのユーザーもいます。GrandPadはシンプルであり、選択肢の数が限られているため、ビデオチャットがより簡単になり、母娘がよりつながっていられるようになりました。

「周りを見渡してみると、Vonage Video APIは、Android、iOS、ウェブなど、私たちが関心を持つすべてのプラットフォーム用のSDKを備えた最高のオープンプラットフォームを提供してくれました。また、グループ通話、シグナリング、画面共有など、非常に興味深い機能も多数提供しています。同社が常に新機能や機能強化に取り組んでいる点も素晴らしいと思います」

RYAN（GrandPad、開発チーム）