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オンライン受験システムの早期開発をVonage Video APIで実現 多彩なビデオ通話機能で試験監督によるリアルタイム監視が可能に

A young woman studying with a laptop computer in a home.

Vonageのソリューションと機能

Puzzle piece

課題

オンライン受験システムの立ち上げに際して、優れたビデオ通話機能の実装が求められていました。
Lightbulb

Vonageのソリューションと機能

Vonage Video API
Key

成果

Vonage Video API の活用で、数万人規模の受験者にも対応可能な、試験監督機能を有したオンライン受験システムの開発を短期間かつ低コストで実現しました。
導入事例
株式会社データミックス様
データミックスはデータサイエンス領域に関する教育事業、データ分析実務スキル検定の企画・運営等を手掛ける企業です。同社は本人確認と試験監督機能付きのオンライン受験システム「Excert(エクサート)」の開発にVonage APIを採用し、「ビデオ通話」機能の実装を短期間、低コストで実現。いち早いサービス提供により、市場での競争優位性を確保しています。

試験官による遠隔監視が可能なオンライン受験システム「Excert」を提供開始

2017年に創業したデータミックスは、「データサイエンスが豊かな社会に繋がるためのオープンラボになる」というビジョンを掲げ、データサイエンス人材を育成する個人向けスクールの運営や職業紹介、法人向けサービスを手掛けています。現在では、データサイエンススクール事業や卒業生への転職紹介事業など、個人のキャリア向上を支援する「キャリアトランスフォーメーション」、企業向けにデータサイエンス領域でのデジタルトランスフォーメーション研修や、コンサルテーションを提供する「ビジネストランスレーション」そして、データサイエンスを活用した新規事業の自社開発を行う「データサイエンス」の3つの事業領域を主軸に据え、ビジネスを拡大させています。

そうした同社のデータサイエンス事業領域におけるユニークなサービスが、2020年8月から提供を開始したSaaS型のオンライン受験システム「Excert(エクサート)」です。最大の特長は従来のオンライン試験では困難だった、試験官による受験者の本人確認や遠隔からの試験監督を実現できること。これにより、カンニング等の不正行為の防止・発見だけでなく、会場での試験以上のきめ細やかな受験者対応を可能にしています。ソフトウェアエンジニアの谷垣基氏は、「試験監督者が複数の受験者の映像と PC 画面の両方を共有しながら監督を行うほか、ビデオ通話やチャット機能を使った受験者に対するきめ細かなサポートも行えます。大規模な試験に対応可能なこともポイントで、数千から数万の受験者の受付、および数十人~数百人の受験者を対象に、試験官を配備した試験環境が提供できます」と説明します。

リアルタイム監視に必須のビデオ通話機能の開発にVonage Video APIを採用

急速な環境の変化や教育現場のデジタルトランスフォーメーションに伴い、試験会場に大人数が集まり受験することが困難となっていることから、オンライン試験への要望が急増しています。Excertはリアルタイム監視による厳格な試験が可能な点が評価され、資格等の検定試験をはじめ、大学の中間・期末試験、さらには企業内の昇進試験等、様々な場面での活用が進んでいます。

Excertの実現に不可欠だったのがビデオ通話機能であり、その開発にあたって採用されたのが、Vonage Video APIです。複数のビデオ通話ソリューションを比較検討した中で、Vonage Video API が選ばれた理由はどこにあったのでしょうか。技術顧問ソフトウェアエンジニアの谷田和章氏は、「開発コストを抑制するとともにタイムリーに市場へとサービスを提供していくために、外部のAPIサービスの利用を検討していました。

そこで出会ったのが、Vonage Video APIです。他社サービスよりも先行して提供されていたため多くの実績を有していること、すぐに利用可能な多彩なAPIや機能が用意されていたこと、そして、数万~数十万人といった大規模利用にも耐えうるキャパシティなどを総合的に評価し、採用を決定しました」と説明します。

データミックスは自社提供する「データ分析実務スキル検定」のオンライン受験サービスでVonage Video APIを先行導入し、そこでの成果を踏まえExcertへも活用を広げていきます。谷田氏は「Vonage Video APIを用いたビデオ通話機能の開発では特に疑問点が生じたりサポートを依頼したりすることもなく、Vonageが提供しているドキュメントを参照するだけでスムーズに進められました。また、ドキュメントは広く公開されているので、何か不明点があってもGoogle等で検索すればすぐに情報を入手できるのもありがたかったですね」と話します。

このほか、Excert独自の機能を実装するために、ビデオ通話のセッションが行われている特定のクライアントに対してテキストやデータを送信するOpenTokのsignalingも活用されています。谷田氏は「試験中には、疑わしい行為をしている受験者に対してリアルタイムで注意したり、試験監督どうしでやり取りしたりすることもあります。そうした機能の開発も、OpenTokのsignalingを利用することで容易に行えました」と説明します。

早期サービスの立ち上げで市場での競争優位性を確保将来的な海外展開も視野に

同社はVonage Video API導入の最大の効果は、約3~4ヵ月という短期間でサービスを立ち上げられたことにある、と強調します。谷垣氏は「Vonage Video APIの利用により、在宅でのオンライン試験という新市場に対して、競合他社に先駆けてサービスを開始できました。実際、サービス開始からわずか1年で独立した事業として十分な導入実績と収益を上げられています」と評価します。「もしVonage Video APIがなかったら、Excertは今と大きく異るサービスになっていたと思います」(谷垣氏)。

データミックスでは、Excertの利便性をさらに向上させるための機能強化を検討しており、Vonageのサポートにも期待しているといいます。谷田氏は、「試験官一人当たりが監視できる人数には限りがあります。今後、さらに大規模な試験環境での利用が想定されますが、将来的にはAIが試験官をアシストしてくれるような仕組みも実装していきたいと考えています。そうしたAIとの連携をVonage APIを通じて簡単にできるようになると嬉しいですね」と期待を述べます。

谷垣氏も今後のExcertのビジネス展望とVonageに対する要望を次のように語りました。 「これまでは在宅でのオンライン試験での利用がメインでしたが、試験会場での利用も広がっており、今後さらに活用シーンを広げていきたいと考えています。また、将来的には国内市場だけではなく、海外市場へのサービス展開も視野に入れています。そうしたExcertの海外展開に際して、長年、グローバルでサービスを提供しているVonageであれば様々なサポートをしてくれると期待しています」(谷垣氏)。

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