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CarbyneがVonage SMSとMessages APIで、緊急通話に革命を起こす

CarbyneはVonage APIを使用して、緊急コール担当エージェントへ重要な発信者情報を送り、派遣が必要な初動対応者の数を減らし、毎年何千人もの命を救っています。

Service agent in an emergency dispatch center

Vonageのソリューションと機能

Puzzle piece

課題

Carbyneは、PSAPサイト用のアプリベースのソリューションを最初に開発した後、緊急コール担当者がモバイルデータソースから高度な情報を受信するためには、Webベースのソリューションが必要であることを認識しました。これらの通信では、重要な情報を安全かつ信頼性の高い方法で送信する必要がありました。
Lightbulb

ソリューション

Vonage Messages API • Vonage SMS API
Key

成果

Vonage APIによって、Carbyneのソリューションは、携帯電話の機能を使って、発信者の正確な位置情報を緊急サービスに伝達します。Carbyneを使用することで、緊急時に派遣される初動対応者の数を42%削減し、毎年何千人もの命を救っています。

世界的に携帯電話の普及が進むにつれ、それらの電話からの緊急通報の数が爆発的に増加しています。米国だけでも、毎年2億4000万件以上の緊急通報があります。昨今の携帯電話は、公共安全応答ポイント(PSAP)と呼ばれる緊急派遣サービスを提供する機能を備えており、重要な情報をコール対応者に送信できます。Carbyneの共同創業者兼CEOであるAmir Elichai氏がこのことに気づく出来事がありました。

同氏は強盗に遭い、地元の緊急サービスに電話をかけました。「電話口に出た人は、私の名前、どこにいるのか、目の前で見たものは何かなど、多くの質問をする必要がありました。21世紀になって、緊急時に助けを得るのにこんなに時間がかかるなんておかしいと思いました。Uberを呼び出したり、ピザを注文したりすると、担当者は、注文客の携帯電話から位置を自動的に確認できます。では、なぜ救急サービスは同じではないのかと思いました」これは、パートナーのAlex Dizengof氏と同氏がCarbyneのソリューションを開発するきっかけとなった質問でした。

従来、PSAPは携帯電話の発信者から正確な位置情報を得られないことが多くありました。電話をかけてきた人が怪我をしていて、話すことができなかったり、適切な情報を伝えることができない場合、おおよその位置を知るために、PSAPはその人の電話に「ping」を打つ必要がありました。緊急通報者に最も近い通信基地局の位置は、通報がどこから来ているかを大まかに示すことができますが、その情報は救助隊員が迅速に支援を提供するためには、十分な具体性を持たない場合があります。

「FCCによると、初動対応者が緊急通報から正確な位置情報を得ることができないため、毎年1万人が命を落としています」とDizengof氏は述べています。「私たちはこれについて何かしなければならないことを知っていました。それは、このプロセスに革命を起こし、命を救うことです」

Vonage APIで次世代の緊急対応を強化

Carbyneが開発した最初のソリューションはアプリケーションベースのものでしたが、Carbyneチームはすぐに、緊急時のためにすべての人がアプリをダウンロードして緊急電話をかけるのは現実的ではないことに気付きました。すぐに、どのPSAPでも導入可能なWebベースのソリューションに移行しました。

CarbyneのプロダクトマネージャーであるOded Gal氏は、次のように語ります。「電話受付担当者がモバイルデータソースからあらゆる種類の高度な情報を受け取ることができるように、PSAPサイト用のソフトウェアを開発しました。その後、モバイルアプリからウェブアプリのソリューションに移行しました」今では、緊急通報が入ると、PSAPは通報者の携帯端末にリンクを送信します。このリンクは、プリインストールされているアプリケーションを必要とせずに、Webブラウザを介してワンタイムセッションを開きます。そこで活躍するのがVonage APIです。

PSAPから共有されたリンクは、Vonage SMSまたはMessages APIのいずれかを使用して、発信者を緊急センターに接続します。発信者の端末にリンク付きのメッセージが自動的に送信されます。このリンクをタップすると、発信者はデバイスベースの正確な位置情報とビデオをPSAPに送信でき、電話に出た受話者との双方向チャットも可能になります。

当初、Carbyneはモバイルアプリケーションの認証にVonage SMS APIを使用していました。しかし、米国をはじめとする一部の国では、緊急電話の際にSMSを利用できないことがあります。この問題を解決する方法を模索していたCarbyneは、あるソーシャルチャットアプリを使ってコミュニケーションができることに気がつきました。

「Vonage Messages APIよって、位置情報、ビデオ、その他の情報をPSTN(公衆交換電話網)よりも50%速く、より信頼性の高い方法で配信できるようになりました」
Alex Dizengof、創業者兼CTO、Carbyne

Vonage Messages APIを介したソーシャルチャットアプリとの統合

「最初の頃は、発信者情報の取得やメッセージの送信には、公衆交換電話網(PSTN)を利用してSMSを使っていました」と、Dizengof氏は語ります。「しかし、PSTNは必ずしも信頼性が高いとは言えません。我々は、信頼できるより確実なソリューションを考え出す必要がありました。その時、Vonage APIが特定のソーシャルチャットアプリと統合できることが初めてわかりました。今では、Vonage Messages APIよって、位置情報、ビデオ、その他の情報をPSTNよりも50%速く、より信頼性の高い方法で配信することが可能です」

「他のSMSプロバイダーやソリューションと比較して、Vonage APIを使用する大きな利点は、Vonageでは、SMSを送信した後に何が起こるかを幅広く可視化できることです。配信されたかどうか、受信されたかどうか、誰かがリンクをクリックしたのか、SLAはどうなっているのか、などです。Vonage Messages APIにより、私たちは完全な可視性を持ち、何が起こっているかをよく理解しているので、お客様により良いサポートを提供することができます」

Vonageのサポートとコラボレーション

緊急通信では一刻を争うため、Carbyneでは、どのベンダーが協力しても最高のパフォーマンスと信頼性が提供されることを最優先にしています。「Vonageを選ぶ前に、私は個人的にアメリカ、イギリス、イスラエルで何人かの会社の人と会いました」と、Elichai氏は述べます。「Vonageのチームは、イノベーションに非常にオープンで、既成概念にとらわれない発想で私たちの課題に取り組んでくれました。スタートアップの精神を持った大企業と一緒に働けるのは素晴らしいことです」

Oded Gal氏は同意します。「CarbyneとVonageがメキシコでいくつかの技術的な課題に直面したとき、Vonageはその真価を発揮しました。会社によっては「やあ君、これが君の払ったサービスだよ、頑張ってね」と言ったかもしれません。Vonageは違いました。Vonageチームには、最も困難な時期を乗り越え、発生した問題を解決してくれるパートナーがいます」

VonageとCarbyne:救命ソリューション

現在、Carbyneは世界5か所のオフィスで運営され、15か国、2億人を超える人々をサポートするサービスを提供し、月に400万件の電話に対応しています。Carbyne社のソリューションは、正確な位置情報と事故現場で起こっていることの拡大表示を提供することで、緊急事態に出動する初動対応者の数を42%削減することに貢献しました。

Carbyneの強化された機能は、生命を脅かす状況下で重要な情報を保護し、配信され、日々テストされています。最近では、メキシコで誘拐に遭った家族が911に電話したところ、CarbyneがVonageと一般公開されているメッセージングアプリを使って、ビデオと彼らの位置に関する重要な情報を送信したおかげで、救出されました。これは、CarbyneとVonage APIによってハッピーエンドを迎えた数多くの実話の1つです。

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